
今の仕事を始めて一年が過ぎ、だいぶ広い地域で多くの個数を早く配達できるようになりました。
だからといって、自分はスゴいとかできる人間だとか思ったりすることはありません。
まだまだレベルは低いなぁ、と常々感じています。
同僚の方々に“できる奴”と思っていただけているのはあくまで結果であって、やれることをきちんとやるように心掛けて、それが結果的にそつなくこなせている、そんな感じです。
うつになってから“自惚れの心”をなくして以来、肩肘張らず楽に生きられるようになりました。威勢をはっていると、どこかで無理をしているのだな、と今改めて思います。
これからも自らに自惚れることなく生きていきたいな、と考える今夜です。

ここのところ荷物量が多いです。
今朝朝食を食べていると職場からの電話。
「修学旅行のカバンが来たので2時間早出してください」
ご飯も食べたし、2度寝でもしてくつろごうかなかな、と思っていたところだったので、気持ちを切り替えて出勤しました。
横浜市の磯子区を北と南に分け、更に3つのエリアに分かれていて、私は北の担当なのですが、その全体を廻ることになり、非常にロングランをしました。
午後の休憩に入った時には、まだ半日なのにもう一日分仕事したな、という感じでした。
いつも3人でやっているところを一人で廻るわけですから、いや~広いなぁ、と思いながら配達していました。
夕方や夜はそれはそれで個数は多いし。
今日は一日長かったです…。

洋楽以外は大概の音楽を聞いているのですが、最近はクラシックを聞きたくなっている時期です。
クラシックに目覚めたのは高校生の頃。
ピアノが上手な同級生がいて、ショパンのエチュード「革命」やベートーベンのピアノソナタ「月光」、リストの「ラ・カンパネラ」(フジコ・ヘミングで有名な曲です)などを昼休みに弾いて聞かせてくれました。
私は楽器ができなかったので、ただただすごいなと関心しながら聞いていました。
それからその友達が教えてくれた曲やFMの番組で様々な作曲家の曲を聞き、レパートリーを増やしていきました。
ちなみに私の好きな作曲家はショスタコービッチ・フランク・チャイコフスキー(特に交響曲第五番)・ラフマニノフ辺りです(ロシア系が多いかも)。
聞き慣れない名前ばかりかもしれませんね。
もしクラシック好きな方がいらっしゃったら、ぜひいろいろ談義に花を咲かせたいものです。

職場で、言うだけ言って何もしてくれない上司がいます。
現場で実際に動いている私たちの意見を受け入れようともせず、自分の決めたことは正しい、という人物です。
こちらは実際に動きやすいように提案をしているのに、それは違う!とすぐに言われてしまってはこちらも頭にきます。
私は決して立派な人間などではありませんが、少なくともやるだけのことはきちんとやって、それで初めて意見が言える立場になれるのだ、というスタンスをとっています。
それが最低限のことなのだと信じています。
それをハナから否定されるのは、とても胸ぐそ悪い気持ちになります(表現が汚くてごめんなさい)。
上に立つ人間は下のものがいかに気分よく働けるか、その上で成果を挙げることができるか、ということを考える役割のはずです。
それができないなら、たとえ上司でもエラい口を叩くな、と言いたくなります。
あまりこういう内容は書きたくないのですが、今日は腹に据え兼ねたので見ている皆さんには申し訳ないですが吐き出させていただきました。

私の仕事は小包の配達です。
大まかな地域が分けられていて、その日の人員の配置によってどこに行くかが決まります。
大体1時間に10個配達というのが目安で、ある地域に固まっていれば12~15個くらいまで捌けます。
時間帯が分かれていて、夜勤の場合(私は夜勤専門なので)、午後は12:30頃出発して15:30まで(30~35個)、夕方は17:00~19:00(夕方は夜間の準備があるので、遅くても18:30くらいには戻らないと後々がキツいのですが)、夜間は19:00~21:00、といった具合です。
ひとえに荷物といっても、チケットのような薄ものから30キロのお米までとさまざまです(今の時期は
お米が多くて毎日ひーこらしていますが)
仕事をしている人も多いので、どうしても夕方・夜に再配達の荷物が多くなる傾向があります。
忙しい時は(今日もそうでしたが)夕方・夜でそれぞれ20個くらいになります。
この個数を捌くには、地域がある程度頭にはいっている、そしていかに効率的なコース組みができるか、ということがかなり重要になってきます。
始めて一年過ぎて、地域と個数を見て大体これくらいで回れるかな、という計算が立つようになってきたおかげか、ようやく夕方・夜が20個くらいになっても動じなくなりました。
以前にも書きましたが、私は司令塔(次の時間帯の個数・地域を見て、誰にどうふり分けるかを考える)の役割も担っているので、多く持っていっても早く帰らなければならない運命です。
色々迷いながら、なるべく他のメンバーが早く戻ってこられるように日々格闘しています。
配達というのもああ見えて(皆さんにはどのように映っているか分かりませんが)以外と頭も使わないとやっていけないものなのです(どの仕事も頭を使わなくてはならないのは当然ですが)。
ご興味があるかどうかは分かりませんが、私の日々の仕事の紹介をしてみました。

昨日は何か満たされない一日でした。
一日中頭の中をよぎっていたのは、満たされることと満たされないことはどちらがよいのか、ということでした。
満たされた状態はもちろんとても幸せなことですが、そこで事足りてしまって、その先へ進もうとはしないのではなかろうか。
満たされない状態は何かモヤモヤしたものは抱えているけれども、それを埋めようと何かを探して動くモチベーションができるのではなかろうか、と。
勝負の世界では「ハングリー精神が」ということをよく言いますが、日常生活でもガツガツとまではいわなくとも、多少の渇きは必要なのではないか、と今更ながら思いました。
皆さんはとうに気付かれていることなのだろうと思いますが。