
人は大きな力を持った時、また力を持たざるをえない立場に立った時、孤独も一緒に抱えていかなければならないのだと感じています。
他者をよい方向に導いていきたいがために、時に強引な方法も採らなければならない。
しかしそれ以外の者はそれに反発し離れていく。残った者はイエスマンばかり。そうして孤独が深まっていく…。
織田信長などはその典型例なのかもしれません。信長の場合は自らすべてを考え実行し、その事業を進めるために適材適所の人材を集めましたが、あくまで自らが進める事業のための駒にすぎず、信長自身は勢力を増すほどにますます孤独が深まっていった、と私は理解しています。
力を持ったとしても、また上の立場に立った時でも、自分が元いた下の立場のことを忘れず、時に厳しく、時にフォローし、他者をよりよき方向へ導いていくことができたらいいのだろうな、と思ったりします。