


一年に一度
もっとも華やぐ季節に
あなたはその満開の姿を現す
あなたの咲き誇る姿は
春の中でももっとも心を揺り動かす
なぜあなたに魅了されるのだろう
それはきっと
あなたの儚さを知っているから
咲き誇るあなたの雄姿は
儚い間に散ってしまう
その散り際を知っているから
あなたの散り際が切ないから
きっとあなたに魅了されるのだろう
今はあなたの雄姿を
とくとこの眼に焼き付けておこう
そしてあなたの散る様を
私は優しくそして切なく
見守ってあげよう
また来たる年に
あなたの雄姿が見られることを
私は切に願っているよ…
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